自虐的、ピエロなヤマダ

今日は友達のピエロと久しぶりに

会った。

ピエロの仕事をしている友達ではない。

ピエロだ。

お分かりだろうか。

普段ピエロの仕事をしている友達が

オフだから会った。

ではない。

ピエロだ。

なんならその友達はピエロとして

仕事中だ。

ピエロだ。

久しぶりの再会だった。

わー、久しぶりー！！！

という感じで、ピエロだからっていう

喋りではない。

見た目とやってる事がピエロなだけで

わたしの前ではただの友達、人間なのだ。

最近どう？

といった世間話をして笑って盛り上がり

友達の商売道具、風船で犬を作ってもらっ

たりした。

でも実は、わたしは一つ、

一つだけ友達の秘密を知っている。

まぁ、その友達のピエロは名前も

ピエロっぽい名前で芸名で仕事を

していて、それは誰に対しても芸名

で通しているのだが

実は、わたしは本名を知っている。

ヤマダだ。

ヤマダという名前らしい。

なんで知ったかというと、

そのピエロのシフト表をちらっと見た事がある。

そこには芸名の横に(ヤマダ)と

そこそこな殴り書きで書いてあった。

こいつ、ヤマダなのか、

知った当初はかなり誰かに言いたかった。

実はあいつはヤマダだと。

ちょっと、まて。

ピエロの本名がヤマダ、まて

どうやってこの日記を終わらせるか

見えなくなった。

ヤマダ、だから何だ。

しかも、自分しか知らないピエロ。

誰がその情報を楽しいと思って読むのだ。

あ、

誰も読んでないから平気か◎

コワイコワイ

お後がよろしいようで。